人は誰でも宿命を担っていると思います。

　神仏に課せられた使命のようなもの、なかなか「これだ」と気づくのは難しいのですが、真剣に生きてさえいれば、いつか、ああ自分はこれを為すために生まれてきたのだなと、思えるときがくるはずです。そして、その使命が一つの生だけでは実現できなかったときには、何世代にもわたって生まれ変わって使命を果たすこともあるのだと思います。

　神も仏もない、死んでしまえば無なのだから、生きている間に何をしてもいいという今の時代だからこそ「ひとは生まれ変わるのだ」ということを、そして、人らは宿命、神仏に託された「為すべき使命」があるのだということを、多くの方に知っていただけたら幸せに思います。

　私は、一人でも多くの方に分かっていただきたい。

　この世に神も仏もあるということ、そして世界平和は、神も仏も一つになって「和」を願わなければ実現できないのだということを。これを、命の限りに広めることを、最後の使命としております。